芸能人やインフルエンサー等著名人へのインターネット上でのハラスメントについてのサイバーエージェント社との実態調査結果を基にした論文「Online harassment of Japanese celebrities and influencers」が学術誌『Frontiers in Psychology』に採択

社会調査支援機構チキラボでは、株式会社サイバーエージェントと協力し、インターネット上でのハラスメント行為についての実態調査を行いました。2021年5月から2022年4月にかけて、芸能人やインフルエンサーなどを対象にアンケート調査を実施。213名の回答を分析しました。

 

芸能人やインフルエンサーを含む著名人は、しばしばインターネット上でハラスメントの標的になります。その被害は本人だけでなく、目にする人々のメンタルヘルスを悪化させるなど、社会的にも大きな悪影響をもたらします。

 

今回の調査では、インフルエンサーたちに、どのようなハラスメントを受けたのか、それによってどのような感情を抱いたのか、またどのように対応したのかを聞き、詳しく分析しました。さらに、回答者の属性、ソーシャルメディアのフォロワー数、メディアでの活動内容との関連性も検討しています。

 

その結果、ネットハラスメントの実態を明らかにすることができました。この調査結果を基にした共著論文「Online harassment of Japanese celebrities and influencers」は、学術誌『Frontiers in Psychology』に採択されました。

https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2024.1386146/full